母に話したのが2017年11月20日なので、1ヶ月以上経ってからです。
「父にはいつ話す?父は理解できないと思うよ、どうするの?」と母に言われていて、私も父の反応が想像できなくて…
「1世紀生まれてくるのが早かったね」
父とは3,4年前に2人でバンコクに1週間旅行したことがあって、タイ古式マッサージのレッスンを3日ほど一緒に受けて認定書をもらったり、普通に寺院を観光したり…まあまあ健康的な旅行だったわけですが!
その一方で、一緒に夜の街をうろうろ、番号札のついた男性を男性が観賞するようなお店に入ったり…(現地の人にニューハームのショーを観たいと伝えたつもりなんだけど…)
まあ母には報告しなくて良いこともしたわけです。
そんな番号札の夜、何気なく父から、
「あーちゃん(私)は生まれてくるのが1世紀早かったね、大変だ~」と言われました。
私の性格や生き方は今の世の中を生きていくには難しいねえ、と独り言のようつぶやいてました。
1世紀生まれてくるのが早かったと父に言われたことが面白く、またそうか!そうか!と思いながらも、「だから楽しいこともあるはず」ということだけ私も独り言のようにつぶやきました。
父は何か感じている…。
私が結婚しないことは何となく知っていて、私が結婚しない方が都合の良い父としてはそんなことに反対することもなく、でも何か私が人と違った感覚で生きてることは気づいてる。
でもすごく気難しい人でもあるので、私の妊娠に対して何を言い出すか、何をしだすか分からない怖さもあって。しかもそれは私にではなく、母に。母が父に責められるのではないかと不安でした。
母自身は「父は理解できないよ、発狂するよ、母でも無理なのに!」と言っていたので、億劫で億劫で。
何を考えてるか読めない分、母よりはすんなり理解してくれるかも?という期待もありましたが…。
第一声は「反対!」
新年の勢いで「今から話すよ!」と父を呼び、話すことにしました。
私が「結婚は一生しないつもり!でも子供は欲しいと思ってる」そう言った瞬間、
「反対!」と言われました。
と思いつつ、「ちょっと聞いてくれる?今から説明するから」と言うと…
すぐに「え?今お腹におる?!?!?!」と核心をついてくる質問…
えええ~~~
ということで、まさことの関係を話す前に妊娠報告になりました。
私が太ってることに気づいていたみたいです。
「子供は大好きだから嬉しい」
お腹にあかちゃんいるよ、と伝えると、
「いつ生まれる?」
「お父さん子供は大好きだから嬉しい!」とすぐに言ってくれました。
拍子抜けしたけれど、まだまだ大事な話が残っていました。
私は男性と恋愛することはありません、結婚しません、私と同じようにまさこも男性と恋愛しません、結婚しません、と伝えました。
父は黙って聞いていていました。
まさこは私のパートナーで、2人で子供を授かりたい、とまさこの兄に精子提供してもらい人工授精で妊娠しました、そして生まれた子供はまさこの兄に胎児認知をしてもらい、生まれた子供はまさこと養子縁組をします、と。
ず~と黙って聞いてる父に母が「ね?理解できんよね?私も理解できんのよ、お父さんの気持ちわかるよ!」とフォローを出しました。
…が、父が言ったのは「賛成とか反対とかない。許すとか許さないとかもない。理解できないことはない。」と。
母は「え?」と調子を崩され、私はそっちの反応だったか…!と安堵しました。
ただし…「そのお兄さんともその女の人(まさこ)とも別れて、実家に帰ってここで子供を育てて欲しい」と言われました。
「今は仲良く暮らしてるから良いけど、もし今後トラブルが起きてその人と仲が悪くなったら子供はどうなるのか?」と子供を奪われることを心配しているようでした。それなら最初から実家で育てて!と。
母は、「この子がひとりで子育てするより、親が3人いた方がいい、相続も3人からで良いよ~それにトラブル起きないから大丈夫よ」と色んなことを言ってくれました。
でも相続って…こんな時に俗っぽすぎ~る。
でもまあ、「う~ん」と言いながらもそうか…という感じで長引くことなく終わったので母はナイスな仕事してくれました!
この話は、「そうか」で終わるはずないと思っていたのですが…高速で処理したのか、本当にすんなり終わってしまいました。根掘り葉掘り多くを訊かないし語らない、父らしいと言えばそうなのかもしれない。
父としては、いずれは私の子供を見てみたいという気持ちがあったらしく(母情報)、それがこのような形であっても実現することが嬉しかったみたいです。「100%男の子!」と予想を口にしていましたが、生まれてくる子は女の子。
「残念だったね~!」と言うと、どっちでもそんなの関係ないよ、と言ってました。男の子が良かったくせに…!自分の子供は2人女で、孫3人も女の子。男の子が欲しかったんだね~
父はノリノリ♪
夕食中、「実家の近くに引っ越してきたらいいよ、面倒みるから」と父が提案してきましたが、母が横から「嫌です、適度な距離が大事です」と言い放ち…父は「でも考えといてね!」と私に念を押すように言いました。
報告の日から何度も子供が楽しみだと言っています。
ああ、これでもうストレスなくマタニティライフを送れる…!
1世紀生まれるのが早かったとしても、それはそれで冒険みたいで楽しいよ!と言える今があることが嬉しいです。
それなりに頑張ってきたんだな~と最近は自分のことをちょっとだけ褒めていい気がしています。
父を見直すこともできました。
ではこのへんで!
次はまさこのパパ&ママの反応です!