『母から息子へ』 私が熱くなる詩 byあゆみ

印象に残ってる詩・忘れられない詩・時々振り返りたくなる詩はありますか?

今日は最近私が振り返った詩を1つ紹介します

ラングストン・ヒューズの詩
『母から息子へ』

 

ラングストン・ヒューズって誰?

LangstonHughes

ラングストン・ヒューズ(Langston Hughes、1902年2月1日 – 1967年5月22日)は、詩・小説・戯曲・短編・コラムなどに活動したアメリカン作家である。ハーレム・ルネサンスの指導者とも呼ばれる。
それまでアメリカ白人作家によって描かれてきたアフリカ系アメリカ人のステレオタイプ(ひたすら従順・あるいは野蛮で知性に欠ける、など)とは異なり、黒人自身の視点からブラックアメリカ文化・風俗を提示することにより普遍的人間像を描いた。
wikipedia:ラングストン・ヒューズ

 

特にNew Yorkのハーレムで暮らすアフリカ系アメリカ人の声を再現しようとした詩人のようですね。

彼自身はアフリカ系・ユダヤ系・ネイティブアメリカンなどの混血。




 

では、日本語の訳も一緒に

 

(英語でうん?と思うところは黒人特有のなまりのようです)

 

Mother to Son

 

Well, son, I’ll tell you:
Life for me ain’t been no crystal stair.
It’s hard tacks in it,
And splinters,
And boards torn up,
And places with no carpet on the floor—
Bare,
But all the time
I’se been a-climbin’ on,
And reachin’ landin’s,
And turnin’ corners,
And sometimes goin’ in the dark
Where there ain’t been no light.
So boy, don’t you turn back.
Don’t you set down on the steps
‘Cause you finds it’s kinder hard.
Don’t you fall now—
For I’se still goin’, honey,
I’se still climbin’,
And life for me ain’t been no crystal stair

 

『母から息子へ』

ねえ、息子や
人生ってあたしにとっては水晶の階段
みたいなものではなかったよ
びょうがささっていたり
とげがあったり
板がはがれていたり
カーペットが敷かれていないところもあって―
むき出しのままで
でもいつだって
あたしは上り続けてきたのよ
踊り場にたどりつき
角でぐるっとまわって
時々は暗闇を通ってさ
光が全然こないところをさ
だからお前も振り返ったりするんじゃないよ
そして階段に腰をおろしたりするんじゃない
少し位きついからって
ね、いま倒れたりしちゃだめだよ
だって あたしもまだ上り続けてるんだし
ねえお前
まだあたしは上り続けてるんだから
人生ってあたしにとって水晶の階段どころ
ではなかったよ

 

現在と未来の連続性

 

差別が合法とされていた歴史をもつアフリカ系アメリカ人。

過酷な人生ながらも前を向き続ける母の
次の世代に託すバトンのような意志が力強くて、胸に迫るものがありました。

現状がどのようであれ
生きることで得るものがあると。

今を必死に生きることで、
そのひと続きの未来は希望なんだよねと

気持ちの上ではですね。

 

耐え難い理不尽さに想像を絶する苦痛があったとして、同じことを言ってられるか自信は全くないですが……

だからこそ、この母の強さが胸にささる

 

『母から息子へ』は

色んな詩が載ってる本で見つけました。

私にとってこのページ、
ピカっと光っているんですよね




 

ご訪問頂きありがとうございます

たくさんのサイトが載っているので参考にどうぞ

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